【組織設計】代謝(退職率)のマネージメント
2024/02/14 更新
代謝(退職率)のコントロールの必要性
(1)将来の人員(人件費)をコントールする必要があります。採用は外的な要因が大きくコントロールが難しいところがあります。逆に退職率はコントロールが可能です。
(2)退職する人がいなければ、管理職等、上のポストが不足します。
(3)退職する人がいなければ、社員の平均年齢があがり、人件費がアップしてしまいます。
(4)退職する人がいなければ、新しい能力(人材)を採用できません。
(5)成績優秀者は残り、成績不良者は退社する流れを作る必要があります。
退職率のコントロール
(1)退職率のコントーロールする施策を実施することになります。
(2)退職率を下げる工夫には、賃金アップ、社内業務に役立つ能力への投資、退職金のアップなどがあります。
(3)退職率を上げる工夫には、賃金アップ率の減少、一般的なスキルアップに役立つ能力への投資、セカンドキャリア支援、昇給・昇格の停止、早期退職の退職金の上澄み等があります。
参考
曽和利光「人事と採用のセオリー 成長企業に共通する組織運営の原理と原則」60頁以下
田口光「スタートアップ企業の人事戦略 」175頁以下