メンター制度
2024/08/29 更新
メンター制度
メンター制度は、問題を抱えている従業員を支援する、メンター(相談者)を設ける制度です。
メンターの選択
(1)アマゾンでは、別の部署の少し上のランクの人を選ぶようです。
(2)別の部署の方が、利害関係がなく話しやすいからだそうです。
バディ制度
(1)同じ部署の少し入社歴が長い人を相談役にするバディ制度もあります。
(2)バディ制度の目的は、直接仕事を教えるという役割になります。
メンター制度の対象
(1)メンター制度の利用については、従業員の選択に任せていけません。精神的に余裕がない人が、これらの利用を拒否する可能性があるからです。
(2)新人社員だけでなく、生産性の低い人、長時間労働の人、離職率の高い業務の人等を対象にする方法もあります。
メンターの役割
(1)メンターは、週に1回程度、対象者とあって、仕事の優先順を決定する手伝いをします。
(2)その他、対象者に「気になっていることはないか」と聞いて、相談に乗って心理的孤立させない役割を担います。
メンターの手当
(1)メンター制度の金銭的報酬は低くすべきであり、人事評価としては高く評価すべきです。
(2)支援者が巣立つと、手当を失うことになります。支援者の自立と、メンターの利益が対立しないようにするためです。
参考
ハーバードビジネスレビュー2022年11月号4頁以下
ハーバードビジネスレビュー2022年11月号7頁以下
佐藤将之 「amazonのすごい人事戦略」235頁以下