プラットフォームの分類
2024/04/13 更新
プラットフォーム
プラットフォーム(ビジネス)は、ユーザーとユーザーの取引(何らかの価値の交換)を支援して、今までに無かった価値を提供するビジネスです。
プラットフォームの分類
(1)プラットフォームは以下のように分類できます。
(2)他にもいろいろなプラットフォームの形があります。
道具としてのプラットフォーム
(1)例えば、顧客がある商品を購入するためのプラットフォームです。顧客がレビューを書き込むことはありますが、積極的な活動はできません。
(2)既に様々なプラットフォームが存在し、新しく作られるプラットフォームでは特定の分野に特化したものなるでしょう。
例えば、結婚記念に贈るプレゼント特集など、一つの目的を決めて、これを叶えるための様々な商品が一か所で購入できるように、周辺分野のパートナー企業を増やしていくことになります。
(3)プラットフォームの差別化要素(顧客がまず、そのプラットフォームを利用して商品を探す理由)が必要になります。販売する商品を付加価値の高いもの(ハイグレードの商品)を選ぶ。販売するパートナー企業をしっかりと選別する。プラットフォームで顧客にとって十分な情報を提供することが必要になります。
展示会、情報交換の場としてのプラットフォーム
(1)例えば、顧客が自分で作った作品を公開し、これを他人がコメントできるプラットフォームが考えられます。
(2)ブロックの作品、プラモデル、DIYなどがあります。顧客の情報交換が活性化するように、企業が表彰する等の参加をすることが考えられます。
買い手と売り手のマッチングの場としてのプラットフォーム
(1)例えば、ウーバーや、エアビーなどがあります。
(2)管理者側で仕事の品質を完全に管理することはできません。差別化の難しい商品・サービス(コモディティ)の書い手や、売り手をマッチングさせるのに向いています。
提携企業の連絡を強化するためのプラットフォーム
(1)企業のFBのようなイメージが考えられます。例えば、企業が新素材を欲しいと考えれて、その仕様を公開します。これを見て、応募してしてきた企業との商談をスタートさせることができます。
(2)参加できる企業を、管理者がしっかりと選別することが必要です。
(3)例えば、ハイアールのコスモプラントなどの例があります。(ハーバードビジレスレビュー2023年1月号96頁)
参考
ハーバードビジネスレビュー2022年12月号34頁以下