【評価のポイント】採用評価表
2024/08/11 更新
採用評価表
(1)採用試験について、採用試験の結果を記入する採用評価表を作成しましょう。
(2)採用評価を作成することで、同じ基準で、評価をする
構造化面接
(1)同じ質問(試験)を用意して、回答(結果)を比較しやすい形にすることを構造化面接といいます。
(2)採用試験の評価と、実際のパフォーマンスを比べて、採用試験のレベルをあげていきましょう。
参考
曽和利光「人材の適切な見極めと獲得を成功させる採用面接100の法則」82頁
査定項目を増やさしすぎない
(1)査定項目を増やしすぎると、その基準にあてはまる候補者がどんどん減っていき、採用が難しくなります。
例えば、未経験者の能力を(伸びしろを考慮しつて)判断することは困難です。
例えば、最近の若い者が数人いれば、複数人の中で一番良い人を選ぶことができます。しかし、最終候補者が一人だけであれば、若いこと(経験不足)の問題なのか、その人の個性の問題なのか、その判定が難しくなります。
(2)入社後に教えれば済むことを重視してはいけません。
パソコンのブラインドタッチは、入社後に教えてもよいかもしれません。
参考
曽和利光「人材の適切な見極めと獲得を成功させる採用面接100の法則」82頁
適性検査
(1)客観的な査定は大切です。
(2)安くできる、適性検査もありますので、実際にはこれも実施してみましょう。
(3)数字化できる指標を作って、できるだけ採用プロセスを検討可能なものに設計します。
事実、経験を聞く。
具体的な事実を聞きましょう。その事実から性格等を認定しましょう。事実の聞き取りと、評価を分けましょう。
(1)ピンチのときの経験
(2)チームで取り組んだときの経験(メンバー内でトラブルが起きたときの経験と、対応)
(3)苦手なものに取り組んだ経験
(4)継続的に取り組んだ経験(楽しいことは除きます。楽しいことを趣味として続ける経験は除きます。)
を聞くのがよいでしょう。
参考
曽和利光「人材の適切な見極めと獲得を成功させる採用面接100の法則」66頁
主観が入りやすい評価項目は不適切です。
(1)主体性、協調性、チャレンジ精神、勤勉さ、忠実さ、コミニケーション能力等は、評価が難しいところがあります。
(2)例えば、主体性については、「やりたい人と言われて、はい。と応えるチャレンジ精神かもしれません。」「自分の目標を立てることを求められているかもしれません。」主体性に付いては、適応力、素直さ、従順さ、フットワークの軽さを意味するかもしれません。
(3)採用評価表の査定項目にこれが入るのはふさわしくありません。
参考
曽和利光「人材の適切な見極めと獲得を成功させる採用面接100の法則」122頁~133頁
ブラインド採用
あえて選考過程において、特定の項目について査定項目にしないことを、決めることも大切です。
採用評価表の見直し
(1)採用評価表を残すことで、採用プロセスの見直しが可能になります。
(2)採用プロセスを少しずつ改善していくことが必要です。
参考
曽和利光「人材の適切な見極めと獲得を成功させる採用面接100の法則」82頁