部下の挑戦を支援する(「ワンウェイ・ドア」と「ツーウェイ・ドア」)
2024/09/01 更新
「ワンウェイ・ドア」と「ツーウェイ・ドア」
(1)アマゾンでは、よく「ワンウェイ・ドア」なのか、それとも、「ツーウェイ・ドア」なのか質問されるそうです。
(2)「ワンウェイ・ドア」は引き返せない挑戦です。
(3)「ツーウェイ・ドア」は、両方向にドアがあり、望ましくないと分ければ、引き返せる挑戦です。
「ツーウェイ・ドア」を使った会話
(1)社内で、「ツーウェイ・ドア」であるか、議論され、「ツーウェイ・ドア」であれば、間違っていればやり直せばよく、挑戦しようという、意味で使われます。
上司A
「初めてだと思うが、〇〇の仕事をBさん(部下)にやってほしい。」
部下
「一人でも荷が重いです。」
上司A
「この仕事について、最悪、大失敗したらどうなりますか。」
部下
「・・・」
上司
「最悪、失敗したら、1件の見込み客を失うだけです。」
「それは、営業部として大きな損失ではありません。」
上司
「最悪、失敗して、Bさん(部下)の成績にも影響しません。」
「初めてだから、失敗してもいいです。」
部下
「分かりました。」
上司
「今回のプレゼンでは、私も同席しますが、フォローはしません。」
「私が、口を出してしまったら経験になりません。」
部下
「分かりました。」
上司
「上手く行ったら、もうけもん、という形で考えて下さい。」
部下
「はい。」
参考
谷敏行「Amazon Mechanism (アマゾン・メカニズム) イノベーション量産の方程式」88頁以下