【なぜなぜ分析】ミスをしたときには、「なぜ、ミスをしたのか。」ではなく、「どんなマイルールがあれば防げたのか。」を考えましょう。
2024/09/01 更新
「なぜ、ミスをしたのか。」とは考えてはいけない。
(1)ミスをしたときに、なぜを問うと自分の正しさを過信してしまう。
人は自分の考えや行動は正しいと考える傾向があります(自己肯定バイアス)。
このために、「なぜ」を探すと、間違った答えを出す可能性が高まります。
(2)「なぜ」という問いは、マイナス思考を招き、自己分析からに逃げてしまうことにもなりかねない。
(3)そもそも、「解決策」にたどり着いておらず、反省だけで止まっていまう。
どんなマイルールがあれば防げたのか。
(1)例えば、予定の約束を忘れてしまったとしよう、その解決策はなんだろうか。
(2)例えば、「約束の前日に、アポの日程を確認する電話をする。」というルールはどうだろうか。
(3)原因をすっ飛ばして、解決策(マイルール)を考えましょう。
先輩にも聞いてみよう。
(1)アポの約束日を忘れないために、どんな工夫をしているか、教えて下さい。
(2)悩むより、情報収集をしよう。
(3)先輩は試行錯誤しながらより良い方法を見つけてきました。「考える」よりも、「聞く。」ことから初めましょう。
参考
ハーバード・ビジネス・レビュー編集部「セルフ・アウェアネス」30頁以下