インクルーシブなビジネスの可能性
2024/09/17 更新
インクルーシブなビジネスの可能性
(1) インクルーシブとは「全てを包括する。包み込む。」という意味です。
(2) 現在のビジネスで取りこぼしている顧客に対してビジネスを広げていくことです。
(3)例えば、ブランドは、おしゃれなイメージを尊重して、太った人のサイズを用意していないことがあります。
(4)男性客ばかりだったパチンコで、女性客に対するキャンペーンをすることも、インクルーシブな取り組みのひとつといえます。
視点を変える
(1)ビジネスにおいては、特定の顧客イメージがあり、その顧客に向けた商品開発がされています。
(2)一歩、後ろから見れば、取りこぼしている顧客に築く可能性があります。
インクルーシブなイメージ
(1)積極的に、今までにない顧客にアプローチすることで、新しく開かれたイメージを作ることが出来ます。
(2)他業種の動きをベンチマークして自社に試す価値があります。
炎上の可能性
インクルーシブなビジネスについては、「〇〇は、男性のスポーツである。」「◯◯には利用してほしくない。」等の顧客の反応によって、炎上する可能性もあります。
インククルーシブ目標
(1)まずは、イメージ戦略として、インクルーシブなビジネスを始めることが考えられます。
(2)逆に、マイノリティー向けの商品開発は、費用対応効果の問題が生じるのも事実です。
(3)企業として、新しい顧客に対しどれくらいの規模で(どのくらいリスクを負って)インクルーシブに取り組むのか、明確な目標を設定すべきです。顧客満足度を測定し、適切な商品開発ができれば、差別化につながります。
参考
ハーバードビジネスレビュー2024年10月号102頁