【事業領域の選定】イノベーションのアイデア

イノベーションのアイデア

（１）新しいサービスはシンプルなもの（実現可能なもの）でなければなりません。
　　スタートアップには資本は豊富ではありません。シンプルなサービスしか作れません。
　　新しいサービスが、全ての点において、既存のサービスを上回ることはありえません。

（２）具体的な顧客をイメージして、その顧客にとって切実な問題を解決するものでなけれななりません。

（３）顧客をしっかりとイメージしたうえで、自社のサービスが競合サービスと比べて圧倒的に優位（有益）であることが必要です。

（４）アイデア（新しいサービス）を拡張できるか。大きなマーケット（市場）があることが必要です。

フレームワーク

　これらを整理する上で有益なフレームワークがあります。
　以下の項目に従って、検討してみてはどうでしょうか。

（１）解決策
　私が提供する解決策は〇〇です。

（２）ターゲットの確認と、ニーズの強さ
　顧客は〇〇です。
　顧客の問題は〇〇です。
　現在、顧客は〇〇によって、この問題を解決しています。（競合）
　（しかし、◯◯では▲▲という問題があります。）
　顧客の問題の深刻さは、１０段階評価で〇〇です。
　顧客はこの問題の解決に、〇〇円を支払います。

顧客の問題が深刻であること

（１）顧客の問題が深刻であることが必要です。

（２）深刻であるかは、金額で判断します。顧客がその問題を解決できるのであれば、「◯円でも払う。」という強いニーズが必要です。

顧客の問題が解決されていないこと

（１）顧客の問題がいまだ、解決されていないことが必要です。

（２）顧客は、どんな方法で、この問題を解決しているのか。しかし、その方法（競合）では、どんな問題があるのかが大切です。

強い競合、他社の参入の可能性

（１）強い競合（定番ブランド）がないことが必要です。

（２）ビジネスが軌道に乗った際に、ビジネスをコピーされない工夫が必要です。

　他社が参入できない理由が必要です。

参考

　ダイアナ・キャンダー　著　牧野洋　訳　「スタートアップ」９８頁以下

　神山理子「女子大生、オナホを売る。 」１８頁以下