【事業領域の選定】ファイブフォース分析
2024/04/13 更新
ファイブフォース分析
市場・競合を分析するのに以下の観点で分析方法があります。これをファイブフォース分析と呼びます。
①既存の競合
②新規参入の可能性(参入障壁の有無)
参入障壁があれば、競合会社が増える可能性は少ないです。
③代替品
顧客のニーズを解決する別の方法があるのか。
会議に出席するために飛行機を乗るとすれば、ウェブ会議のシステムも競合になりえます。
④仕入れ業者の交渉力
商品の仕入れ業者の交渉力が強い場合には、経営が不安定になります。
⑤顧客の交渉力
顧客の交渉力が強い場合には、経営が不安定になります。
参考
土屋哲雄「ワークマン式「しない経営」 4000億円の空白市場を切り拓いた秘密」33頁
木下勝寿「ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング Webマーケティングの成果を最大化する83の方法」63頁
競業のいない市場を見つける方法
(1)交通誘導員向けに作った防寒ウェアが異常に売れて、その原因を調べると、バイクユーザーが購入していることが分かった。これをきっかけに、作業服を取り扱っていたワークマンが、アウトドアウェアの市場を見つけた例があります。
(2)商品の使い方は顧客の方が知っています。商品の販売データ(外れ値)を分析して、 新しいビジネスを考えるヒントになることがあります。
参考
土屋哲雄「ワークマン式「しない経営」 4000億円の空白市場を切り拓いた秘密」77頁