マインドフルネス瞑想とレッスン2(ボディスキャン)
2024/10/17 更新
マインドフルネス瞑想
(1)マインドフルネス瞑想は、「考えない。」という状態を作ったり、「自分が感情的になっている。」等のあるがままを受け入れたりする状態を作ったりする技術です。
(2)人は、「何も考えない。」と決めても自然と考えてしまい、本当に思考を止めることは難しいです。「考えない。」ということは、逆に、「本来集中すべきことに集中する。」技術でもあります。
(3)人は、不安やストレス等についても、漠然と不安を感じています。これらを自覚し整理する、技術でもあります。
姿勢
(1)背筋を伸ばして、首や肩に力が入っていない状態を作ります。
(2)最初は座ってやるのがよいですが、立ったままでも大丈夫です。
(3)座ったままやるときには手は膝のうえに、立ったままのときには、横におきましょう。
(4)猫背にならないように、胸を少し出してください。
(5)目は少しつむりましょう。
呼吸
(1)呼吸は鼻で呼吸します。
(2)呼吸をゆっくり吸って、吐きましょう。
(3)自分が呼吸をしていることに集中しましょう。
(4)呼吸以外のことを考えてしまたら、「考えてしまった。」と心のなかで呟いて、再度、呼吸に集中しましょう。
(5)これを5分程度、行えばよいのです。
体の外刺激に神経を向けてみましょう。
(1)まずは、2分間は、呼吸に集中してもらいましょう。
(2)次に、体への刺激に注意を向けてみます。
例えば、服を着ているので、そのことを感じれるでしょうか。
空調は寒いですが、暑いですか。
自分の手にも、首(頭)にも重さがあります。
立っていれば地面の感触があるはずです。
(3)まずは、頭の上から、少しずつ、注意を向けていきます。
頭の上、それから、耳
額、目、鼻、口、口の中、舌
首と首の付け根
背中
(4)上から順番に、全身に注意を向けてみます。
気づき
(1)考えないようにしても、人は考えてしまいます。それに気づいたのであれば、一歩前進です。
(2)自分の手にも重さがあります。それに気がついたら、一歩前進です。
(3)例えば、立っていれば、地面の感触があるはずです。それに気がついたら、一歩前進です。
(4)他にも考えないこと、ストレスから自由になる時間を作ることができれば、一歩前進です。
参考
チャディー・メン・タン (著)「サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法」 147頁