マーケティングとフレームワーク
2024/04/11 更新
マーケティングにおける代表的なフレームワーク
(1)市場・競合を分析するのに代表的なフレームワークがあります。
(2)フレームワークを利用することで、もれなく、ダブりなく分析することができます(MECE(ミーシー)。
3C分析
3C分析とは、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の立場に立って、事実を分析するアプローチです、
顧客(Customer)、 | |
競合(Competitor) | |
自社(Company) |
SWOT分析
SWOT分析とは、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の観点から、事実を分析するアプローチです。
自社のこと(内部要因) | Strength(強み)、 |
自社のこと(内部要因) | Weakness(弱み) |
競合・市場(顧客)の変化(外部要因) | Opportunity(機会)・チャンス |
競合・市場(顧客)の変化(外部要因) | Threat(脅威)・リスク、マイナス要因 |
STP分析
STPは、市場を細分化して(Segmentation)、商品・顧客を選択・明確にして(Targeting)、差別化できるか、他社との優位性を持てるかを分析するアプローチです。
市場 | ターゲット | ポジション |
市場を細分化して考える。 | 細分化した市場の中で、有力な市場、目指すべき顧客を選択肢し、明確にする。 | 顧客に選べる理由や、顧客から見た商品や企業のイメージを逆算する。 具体的な差別化策を明確にする。 |
マーケテングミックス
(1)4P分析は、企業の視点でProduct(製品)、Price(価格)、Place(販路)、Promotion(広告・宣伝・販促)の観点から、事実を分析するアプローチです。
(2)4C分析は、顧客の視点で、Customer Value(顧客価値)、Cost(顧客コスト)Convenience(利便性)、Communication(コミュニケーション)の観点から事実を分析するアプローチです。
(3)4Pと4Cは、考えることが同じであり、これらを調和させて分析することが必要です。これをマーケテングミックスと呼びます。
企業視点の4P | 顧客視点の4C |
Product(製品) | Customer Value(顧客価値) |
Price(価格) | Cost(顧客コスト) |
Place(販路) | Convenience(利便性) |
Promotion(広告・宣伝・販促) | Communication(コミュニケーション) |
参考
中野崇 「マーケティングリサーチとデータ分析の基本」30頁以下