(顧客体験を基準とした)価格の決定
2024/09/17 更新
製品の価値
製品の価値は、以下の3つです。
1 機能的価値
その製品の機能及びこれによって得られる価値である。
2 感情的価値
毎月行っていた10時間の単純作業が1時間で終わったときの、イライラが無くなったときの心理的な価値である。
3 社会的価値
ある仕事を上手くできるようになることで、上司に褒められる等の価値である。
価値の指数の設定
(1)ある製品の価値が増えれば、増えるであろうアプトプットを価値の指標と呼びます。
(2)例えば、動画編集ソフトがあるとして、その動画編集ソフトで作られる動画の本数が増えることは、動画ソフトの価値が増えたことの測定に使えます。
経済価値による価格設定
(1)例えば、以下のように価格を設定することが可能です。
ヘビーユーザーの時給が3000円だとして、製品を使えば、毎月10時間分の業務を削減できたとする。機能的価値として、3万円。
心理的なストレスが減って、感情的価値として1万円。
上司に褒められて、社会的価値として3万円。
上記の合計が7万円だとして、10分の1だと、その製品を安いと感じるとして、月額7000円に設定する。
顧客の声による価値設定
(1)以下の質問によって、顧客が感じている価値を測定することが可能です。
①商品の価値は、いくらだと妥当だと考えるか。
②いくらだったら、その商品は高いと考えるか。
③いくらだったら、その商品は安いと考えるか。
参考
ウェス・ブッシュ「PLG プロダクト・レッド・グロース「セールスがプロダクトを売る時代」から「プロダクトでプロダクトを売る時代」へ」108頁~131頁