【マーケターの仕事】顧客視点と組織
2024/04/13 更新
マーケティング部門
(1)通常の組織図では、製造部門と営業部門が分かれているのが普通です。
(2)マーケティングは、消費者目線で、物事を見る仕事です。
(3)これに対して、製造部門は、顧客との距離が遠く、自分が良いと思うもの(プロ好みの良いもの)を作ってしまいがちです。
(4) 対策として、組織づとして、マーケティング部門を作って、他の部門をその下にして、マーケティング部門の意見を聞きながら各部門が仕事を進めるスタイルがありえます。
(5)仕事の流れとしても、、マーケティング部門が、大枠の市場調査を行ってその結果を各部門に渡します。各部門の仕事について、各タイミングでマーケティング部門のチェックを必要にする規則等の制定が考えられます。
参考
森岡毅「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」28頁以下
選択と集中
(1)ビジネスでは、選と択と集中が基本です。
(2)人、金、時間は有限です。どの分野に集中的に投資するのかを決めなければなりません。
(3)「何かをする。」と決めることは、「別のことをしない。」と決めることと、同一です。
(3)マーケティング部門の役割は以下になるでしょう。
①消費者の求める商品等のイメージを他の部門に伝える。
②会社の事業範囲(市場の範囲)を伝える。
③適宜、各分野の仕事を顧客目線でチェックする。
プロジェクトの中止の権限を持つ。
参考
森岡毅「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」28頁以下
事業領域の決定
(1)成長していく事業領域を選択することが大切です。
福利で考えると、毎年5%売上が落ちる業界では10年で、売上は半分になります。
逆に、毎年5%売上が増える業界では10年で、売上は1.6杯になります。
(2)1番になれる領域を選ぶ必要があります。
(3)競合他社が参入しにくい業界を選ぶ必要があります。
参考
森岡毅「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」28頁以下
行動指針の作成
(1)各部門で行動指針を作ります。マーケティング部門の視点を入れる必要があります。
(2)立派な事業契約を作っても、社員の行動が変化しなければ意味がありません。
(3)社員が何を目標に何に取り組むのかを明確にする必要があります。
(4)例えば、お客さんがスピードを求めている業界では、30分以内にピザを届ける等の具体的な目標設定を行う必要があります。