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採用・教育

【試験の方法】採用面接では事実を聞こう

2024/08/16 更新

具体的な事実を聞く。

(1)採用面接の質問では、過去の具体的事実(経験)を聞くべきです。

(2)その人がどのように考えているか(主観的な意見)は聞くべきありません。

(3)面接でどんなことを言うのか、ではなく、どんな行動をする人なのか、が重要だからです。

 将来の行動を述べてもらうことはできません。したがって、過去の具体的事実(経験)を聞くべきです。

考え方を聞きている質問

(1)志望動機は、考え方を聞いてしまっています。

(2)「将来やりたいことは何ですか。」という質問も考え方を聞いてしまっています。

参考

 曽和利光「人材の適切な見極めと獲得を成功させる採用面接100の法則」36頁

事実と評価を分ける。

(1)Aさんは、コミュニケーション能力が高い、という評価は、客観的ではありません。

(2)例えば、マクドナルドで5年働いた、というのは事実です。例えば、先輩バイトとして後輩の指導をした経緯ここから、飲食店でのアルバイト経験から、コミュニケーション能力を読み取ることは可能です。

(3)事実と評価を分けて考えることが大切です。

参考

 曽和利光「人材の適切な見極めと獲得を成功させる採用面接100の法則」30頁

経験を聞く。

 以下について、具体的な事実を聞いていきましょう。

(1)チームで、難しい課題に取り組んだときの経験

(2)チームその他で、人間関係でトラブルになったときの経験

 自分とメンバーがトラブルになったときの経験、自分がメンバーのトラブルに仲裁した経験

(3)失敗した経験(失敗から学んだ経験)

(3)継続的に取り組んだ経験(楽しいことは除きます。楽しいことを趣味として続けた経験は除きます。)

 を聞くのがよいでしょう。

参考

 曽和利光「人材の適切な見極めと獲得を成功させる採用面接100の法則」66頁

具体的に聞きましょう。

(1)マックで働いていたという話を聞いたのであれば、いつからいつまで働いたのか、を聞かなければなりません。

(2)飲食店で働いたと聞いたのであれば、スターバックスなのか、吉野家なのか、を聞かなければなりません。

(3)バイトでホールをしていたというのであれば、具体的には、どんなときに、どんなことをする仕事だったのかを聞かなければなりません。

(4)スタッフの人数や、お客さんの数などを聞いて、どんな業務をしていたのか、聞き取った内容で想像できるレベルを目指しましょう。

場面を設定したうえで、具体的な経験を聞いてみましょう。

(1)具体的な状況を聞いて、どんな業務をしていたのか、を聞き取ります。

(2)その後、以下の質問をします。

  「◯◯で働いてきたときに、一番困ったことは何でしたか。」と質問します。

  「◯◯で働いてきたときにチームで取り組んだときの経験(メンバー内でトラブルが起きたときの経験)を教えて下さい。」と聞きます。

(3)具体的に、どうやって対応をしたのかを聞きます。

評価する 

(1)どのレベルで対応するのかを質問します。

 助けを求めて、そのアドバイスどおりに対応する。

 自分で工夫して対応する。

 自分で考え方を示して、他人を巻き込んで解決に導いだ。

(2)これら分けて、行動のレベルを確認します。

参考

 曽和利光「人材の適切な見極めと獲得を成功させる採用面接100の法則」68頁

  

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