【フィードバック】フィードバックを工夫する
2024/10/21 更新
フィードバック
(1)適切なフィードバックと、これを受け入れる文化は、心理的安全性の土台です。
(2)適切なフィードバックは、技術です。
フィードバックと心理的抵抗(回避行動)
(1)フィードバックを受け入れてもらえる環境を作らなければ、効果的なフィードバックはできません。
(2)フィードバックをするなり、「問題ない。」と感情的な反応が返ってくることもあります。
(3)フィードバックをするときには、ひと工夫が必要です。
(工夫)自分へのフィードバックをお願いしてから、フィードバックを返す。
(1)まず、相手にフィードバックする前に、こちらから、〇〇についてフィードバックを求めてもよいでしょう。
(2)「〇〇について、私の指示は的確でしたか。」と聞いて、先にフィードバックをもらってから、フィードバックを返す方法があります。
(工夫)良いことと、悪いことについて両方ともフィードバックを返す。
(1)改善点をフィードバックときには、①まず、良かったことをフィードバックしてから、②直してほしいこと、をフィードバックする。
(2)〇〇の点は本当に助かりました。ありがとうございます。ところで、△△について××した方がもっと良いと思っているのですがどうでしょうか。
(工夫)人格や、仕事全体について、肯定的なフィードバックをしてから、改善点をフィードバックする。
(1)人格や、仕事ぶり全体について、肯定的なフィードバックをしてから、改善点をフィードバックする。
(2)「〇〇さんには、本当に事務所のムードメーカーです。〇〇さんのおかげて、チーム全体の空気が和んでいるのと感じています。」「しかし、最近は、雑談が5分程度続くことも増え、みんなが集中する時間が減ってきているように思います。〇〇さんは、ムードメーカーであり、全体に大きな影響力を持っています。今まで通り、雑談をふって頂くのはありがたいです。しかし、それが続かないように、「それでは、仕事していきます。」と発言して、もくもくと仕事をする雰囲気を同時に作ってほしいです。」とアドバイスしましょう。
(工夫)フィードバック研修
(1)フィードバック研修をすること自体が、相手にとって、これが相手の自尊心を傷つける意図で行われているものでななく、よりより成長のためのフィードバックであると、認識である土台となります。
(2)フィードバックの研修をした方がよいでしょう。
参考
ハーバードビジネスレビュー2024年4月号46頁以下