新人社員にはマニュアルで指示する
2024/09/01 更新
社員の成長曲線
社員の成長もS字カーブを描くと言われています。
(1)導入期 仕事に慣れるのに時間がかかり、社員にとっても、社員を教える指導員にとっても苦労が多い時期です。
(2)成長期 仕事に慣れ始めて、社員にとっても仕事が面白くなる時期です。
(3)頂上点 仕事に成熟した地点です。仕事をテキパキとこなしますが、社員本人としては、「仕事への飽き」を感じ、次なる目標を探す時期です。
新人への指示
(1)新人への指示は、具体的であることが必要です。
新人社員には具体的なマニュアルを手渡し、マニュアルどおりにできているかをチェックします。
(2)新人への指示には、ノウハウが必要です。
新人は何を知らなくて、どこから教えてなくてはいけないのか、は立派なノウハウです。
新人指導にはマニュアルが有効ですが、これは上司のマニュアルでもあるわけです。
(3)新人からすれば、タスクの優先順位も分かりません。継続的にタスクの達成度をチェックし、どの仕事をいつまでに仕上げるべきか30分程度の打合せを毎日行うことが必要です。
業務に不慣れな者、入社か日が浅い者ほどコミニケーションを密にすべきであり、社員が慣れてくればその頻度を下げていく形がふさわしいです。
新人のメンタルへの配慮
(1)仕事が分かり始めるには時間がかかります。新人のメンタルに強い負荷がかかっていることは理解しましょう。
(2)時間を与えてゆっくり取り組ませることが必要です。
アンドリュー・S・グローブ 著、 小林薫 訳 「HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント」129頁以下、 312頁以下