新人社員に仕事を依頼するときは、動機づけを工夫する。
2025/02/12 更新
動機づけを工夫する
新人社員に依頼するときには、動機づけを工夫しましょう。
仕事の目的を説明する。
(1)仕事の目的を伝えることで、新人社員のモチベーションがアップします。
(2)例えば、以下のとおりです。
✕ エクセルから◯◯というデータを抜き出してほしい。
◯ ◯億円のビルを作るプロジェクトだが、注文者が◯◯というデータをほしい、と言っている。最終的な承諾を得る際のプレゼンで使う資料を作るために、◯◯のデータが必要である。
したがって、◯◯をしてほしい。
褒めてから、依頼する。
✕ ◯◯の仕事をお願いできますか。
◯ 前に◯◯さんがしてくれた仕事ですが、取引先が大変ほめてました。この案件は小さいが、注文者が◯◯の事情を抱えていて何とかしてあげたいと思っています。この案件も◯◯さんにお願いしたいのですか、引き受けてくれませんか。
断る余地を示す(自分で決断させる)。
(1)仕事について断る余地を作って、相手に選択させることもモチベーションを上げる一つの方法です。
(2)例えば、「最近忙しいのは知っていますが、この仕事をお願いできるでしょうか。もちろん、断ってもらっても大丈夫です。前に依頼した◯◯の仕事も評判が良かったので、◯◯さんにお願いしたいのです。」と断る余地を示してから仕事を依頼しましょう。
例えば、「難しい仕事なので、断ってもらっても大丈夫です。もし、難しいと感じたら言って下さい。この仕事をお願いしてもよいでしょうか。」と断る余地を示してから仕事を依頼しましょう。
参考
山本渉「任せるコツ」18頁 以下