(出戻り社員を意識した)退職ルール
2025/03/08 更新
(出戻り社員を意識した)退職ルール
(1)退職した社員を、再度採用する出戻り社員を採用することも有益です。
(2)有力な社員の退職については、良いイメージをもってもらえるような退職ルールを作ることが大切です。
ピークエンドの法則
(1)ピーク・エンドの法則とは、ある事柄に対して記憶に残るのは、は感情が最も高ぶった(ピーク)の出来事と、その終わり(エンド)の出来事だけという法則です。
(2)送別会や感謝の言葉(ピーク)や、退職時の出来事(エンド)が社員にとって、記憶に残ることになります。
(3)退職した社員に「あの会社は良かった。」と思ってもらう工夫をしましょう。
送別会や、最後のあいさつ
(1)会社で、送別会の費用を出すことが考えられます。
(2)また、部署内で、最後のあいさつや、感謝の述べるイベントを開いてもよいでしょう。
出戻社員制度の説明
(1)「半年以内に戻ってくれば、採用試験もなく、もとの条件で雇用する。」(なお、元の部署での上司の評価が良いことが条件ととなる。)等の出戻り社員制度を作っておきましょう。
(2)最後に、退職する社員に説明し、社交辞令ではなく、「いつでも戻ってきて良い。」と伝えましょう。
退職予定者の年次有給休暇
(1)退職する社員が年次有給休暇を認めましょう。
(2)引き継ぎをしてもらう必要があり、年次有給休暇を認められないときには、その分の買い上げすることも制度化しておきましょう。
最後の面接
(1)会社を辞めた理由が解消されていなければ、その社員は当然戻ってきません。
(2)最後の日であれば、社員も本音で話をすることができます。
(3)最後の日に、社員に話を聞いて、職場の問題点や退職理由について聞きましょう。
(4)貴重なフィードバックは職場の改善に活かしましょう。
(5)社員に将来的に戻って来る可能性があるのか、戻るとしたらどんな場合か。」も聞いておきましょう。
(6)職場の上司ではなく、人事部等の担当者の方が本音を話しやすいかもしれません。したがって、職場の上司の評価を参考に人事部の担当者等が話を聞くのがよいでしょう。
参考
ビジネスガイド2024年11月号31頁