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組織開発

【業務プロセスと数値】業務プロセスと数値(その②)

2024/01/28 更新

PDCAサイクル

(1)PDCAサイクルには、業務プロセスの見える化が必要です。

 「行動量×確率=仕事の結果」です。

(3)結果を出すために必要な行動量を算出が必要です。その行動を1日ごとに設定すれば、本当に何をすべきか見える化できます。

(4)行動のマニュアル化、標準化が必要です。仕事のクオリティーがバラバラでは、行動数の議論ができません。「いつやっても、同じ仕事ができる。」「誰がやっても同じ仕事ができる。」ことが必要です。マニュアル化や、お客様のとの台本も必要です。

(5)確率(行動の質)を高めることが必要です。仮説を立てて業務効率を高めることが必要です。

(6)「PDCAサイクル」の全体について、何を目指して、何のためにするのか、目標が必要です。

1日の目標を設定する

(1)業務プロセスを文面化し、各業務プロセスの数字を入れます。

1日の電話の数電話で3分以上会話できた件数取引先での面談
(ヒアリング)
ヒアリング後のプレゼン契約数
目標数5件3件0.5件0.5件0.1件
実数5件2件0.3件0.3件0.1件

(2)最終目標が、月に契約10件だとして、1日、何件、電話すればよいのか、1日の目標(仕事の内容)を明確にできます。

(3)プロジェクトについても1か月ごとではなく、「1週間以内にする仕事(できれば、1日以内にする仕事)」を明確にした方が分かりやすいです。

(5)1日目標で、数字が「0.5」となっていても大丈夫です。「昨日1件契約をとっているので、今日は0.5クリアーできている。」という形で、体感的にも把握可能であるからです。

 岩田圭弘「数値化の魔力 “最強企業”で学んだ「仕事ができる人」になる自己成長メソッド」99頁

行動量を増やす

(1)「行動量×確率=仕事の結果」です。行動量は管理可能であり、行動量を増やせば、確実に成果をだすことができます。

(2)どの部分の行動を増やすべきかを検討して、その部分の行動量を増やします。

 行動目標より、実際の数字が低ければ、その部分もしくはその一歩手前が「最重要の改善点」です。

 同一人物の過去のデータより、実際の数字が低ければ、その部分もしくはその一歩手前が「最重要の改善点」です。

 他の社員のデータより、実際の数字が低ければ、そその部分もしくはその一歩手前が「最重要の改善点」です。

 他社と比べて、実際の数字が低ければ、そこが「最重要の改善点」です。

(3)行動量を増やすことは根性論ではありません。最重要の改善点以外の部分の仕事は増やしません。また、他の業務を削って、「行動量」を増やせないか、を議論します。全体的な仕事量を増やさないことを前提に、全体的な仕事のバランスについて議論します。

行動を標準化する

(1)行動のマニュアル化、標準化が必要です。仕事のクオリティーがバラバラでは、行動数の議論ができません。「いつやっても、同じ仕事ができる。」「誰がやっても同じ仕事ができる。」ことが必要です。

(2)ある会社の8割の売上は、2割の取引先の売上で構成されていている。逆に、8割の取引先との売上は、全体の2割程度しか貢献していないという事象をパレートの法則といいます。

 会社の業務についても、2割をマニュアル化できれば、業務全体の8割についてマニュアル化が可能です。例えば、社員と取引先の台本、部下と上司の台本等具体的な会話の台本をも用意しましょう。会話には無限のバリエーションがあるように思えるかもしれませんが、実際には5パターンぐらいあれば、必要な会話のパターンをほとんど網羅できる可能性があります。

参考

 Gino Wickman「TRACTION トラクション ビジネスの手綱を握り直す 中小企業のシンプルイノベーション」177頁以下

行動の質(行動の内容)を変える

(1)最重要の改善点について、「〇〇すれば、△できる。」のではないか、と挑戦します。

(2)複数の仮説(改善策)をストックする必要があります。

(3)優先順を付けて、一つずつ試していく必要があります。もしくは、全てを同時に行って、効率のよいものにしぼって、資源を再分配する必要があります。

(4)複数の仮説(改善策)については、①インパクト(効果)、②結果が出るまでの時間、③手軽さを基準に優先順位を付けます。

 会社としては、成果を出す必要があります。モチベーションを考えれば、②結果が出るまでの時間、③手軽も無視できません。

(5)複数の仮説検証が可能なのであれば、①インパクト(効果)の大きいものを一つと、②結果が出るまでの時間が短いものか、③手軽なものの土地から一つで、合計2つを一緒にやってはどうでしょうか。

参考

 冨田和成 「鬼速PDCA 」72頁以下

 

目標を設定する

(1)「PDCAサイクル」の全体について、何を目指して、何のためにするのか、目標が必要です。

(2)目標には仮説が必要です。「現在〇〇(数字)である。××してみたら、△△(数字)になるかもしれない。」という、仮説に基づいて、野心的な目標設定が必要です

(3)仮説については、論理的裏付けや、実績があるべきです。

 異業種ではメジャーな手法であるが、この業界では珍しい手法であれば、これは挑戦(リスク)である。異業種では実績がある。しかし、この業界で上手く機能するという保障はない。

 外国で成功しているビジネスモデルを、まねることも挑戦(リスク)である。外国では実績がある。しかし、この国で上手く機能するという保障はない。

 王道な手法であるが、そこまでやっている人がいないことを徹底的にやる。これは挑戦(リスク)である。王道とうことは実績がある。しかし、そこまで力を入れてベイするか保障はない。

(4)目標は、スケールの大きな野心的な目標であることが必要です。

参考

 岩田圭弘「数値化の魔力 “最強企業”で学んだ「仕事ができる人」になる自己成長メソッド」

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