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予防法務

Q 不正の発生とその防止に、企業文化はどのような関係がありますか。

2025/06/08 更新

従来型の不正防止策

 従来の不正防止策は以下の手順で行わていました。

(1)従来型の不正防止策では、細かいルールを決める。

(2)従業員に対し、ルールを守るように研修をする。

(3)従業員がそのルールを守っているかを監視する。

従来型の不正防止案の問題

(1)監視を強めても、厳罰を課しても、不正防止に歯止めがかからない場合があります。

(2)そもそも、監視を強化するという方法には、不正を助長する側面があります。なぜなら、𠮟責や罰を受けると思えばこれを隠そうとする心理が働きます。監視されていることが不信感となって、逆にルール破りを助長するからです。

不正と企業文化

(1)不正の発生に、企業文化が関与していることがあります。

(2)以下の企業文化が問題があると言われています。

問題となる企業文化

(1)厳しいノルマが課されている職場では、マイナスの報告をしなかったり、目立たない形で報告したりする心理が働きます。

(2)失敗をしたときに、従業員の言い分を聞かずに不合理に叱責をする文化(失敗を個人の責任とされてしまう文化)があると、会社のルールを守ろうとする気持ちを奪います。

(3)給与・昇進その他会社の評価が不透明な場合には、会社のルールを守ろうとする気持ちを奪います。

参考

 ハーバードビジネスレビュー2022年10月号116頁

弁護士 井上正人
 この記事の著者・監修 弁護士 井上 正人(いのうえ まさと) 大阪弁護士会所属(登録番号:43449) /
弁護士法人夕陽ヶ丘法律事務所 代表

相続や遺産分割、借金問題、既婚者との男女トラブルなど、日常の不測の事態に直面した皆様の心理的なご負担を少しでも和らげ、円満な解決を導くためのサポートを徹底して行っています。どんな小さなお悩みでも、まずは当事務所の事務スタッフがLINEのチャットにて丁寧にお話をお伺いいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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