民事訴訟

Q 平成22年度の旧司法試験の第2問の問題を教えて下さい。

2026/08/31 更新

 Xは,Yに対し,ある名画を代金100万円で売却して引き渡したが,Yは,約束の期限が過ぎても代金を支払わない。この事例について,以下の問いに答えよ。なお,各問いは,独立した問いである。

1 Xは,Yを被告として,売買代金100万円の支払を求める訴えを提起し,第一審で請求の全部を認容する判決を得たが,代金支払期限後の遅延損害金の請求を追加するため,この判決に対して控訴を提起した。この控訴は適法か。
2 Yが,Xから買い受けた絵画は贋作であり,売買契約は錯誤によって無効であると主張して,代金の支払を拒否したため,Xは,Yを被告として,売買代金100万円の支払請求を主位的請求,絵画の返還請求を予備的請求とする訴えを提起した。
(1)第一審でXの主位的請求の全部を認容する判決がされ,この判決に対してYが控訴を提起したところ,控訴裁判所は,XY間の売買契約は無効で,XのYに対する売買代金債権は認められないとの結論に達した。この場合,控訴裁判所は,どのような判決をすべきか。
(2)第一審で主位的請求を全部棄却し,予備的請求を全部認容する判決がされ,この判決に対してYのみが控訴を提起したところ,控訴裁判所は,XY間の売買契約は有効で,XのYに対する100万円の売買代金債権が認められるとの結論に達した。この場合,控訴裁判所は,どのような判決をすべきか。

弁護士 井上正人
 この記事の著者・監修 弁護士 井上 正人(いのうえ まさと) 大阪弁護士会所属(登録番号:43449) /
弁護士法人夕陽ヶ丘法律事務所 代表

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