Q 民事訴訟法はなぜ、難しいのか?(要件と効果があいまいである。)
2026/09/13 更新
民事訴訟法はなぜ、難しいのか?
(1)民事訴訟法は、民法と比べると、要件と効果があいまいです。
(2)したがって、勉強方法を変える必要があります。
民法と要件事実
(1)例えば、民法の代理であれば、①代理人の契約、②代理権の授与、③代理人が本人の代理人として契約したことを示したこと(顕名)が要件となります。
(2)効果は、相手方と本人との間の契約の成立です。
(3)民法の世界では、要件と効果が明確です。
民事訴訟法の世界
(1)これに対して、民事訴訟法の世界では、上記のような要件は存在するようで、存在しません。
(2)実体法の判断は、「代金が支払われるどうか。」すべての判例で問われます。
(3)これに対して、民事訴訟法の論点が問われるのは、裁判所のやり方がまずかったときに発生する問題です。したがって、実務上、問題となることが少なく、「要件」と「効果」としての整理があいまいなのが原因です。
対策と判例の読み方
(1)民事訴訟を勉強するさいに、判例集を通読することを避けて、重要な判例にしぼって勉強することをお勧めします。
(2)具体的には、問題集や過去問で、よく出題される判例20ほどに絞り、覚えるき判例を限定する。
(3)覚えるべき判例については、ノートを作って、自分のオリジナルの論証を作ってしまう。この中で、要件と効果を自分なりに調べる。この際に、判例集や解説を読むのが有効です。
(4)「少し違う事案でどうなるか。」という問題が問われます。したがって、この点をカバーするために、問題集や過去問の解説を読むのが有効です。そのときの参考資料として、「判例百選」や、「Law Practice 民事訴訟法〔第5版〕」を読み込むのが有益です。




