民事訴訟

Q 司法試験の勉強法について教えて下さい。

2026/09/12 更新

司法試験の勉強法

(1)司法試験では、基本的な知識を使って新しい問題を分析する思考力が問われます。
(2)したがって、「広く浅い」勉強ではなく、重要(基本)的な知識について「絞って深い」勉強が必要です。

不安

(1)勉強をしていると、知らない問題(知識)が出てくると不安になってしまいます。そうなってしまうと、ついつい手を広げてしまいます。
(2)予備校の出している択一六法や論証集はかなり危険です。知識の定着は回数が大事です。手を広げてしまうと、全ての項目の記憶が不安定になりがちです。
(3)したがって、「覚える。」「覚えない。」の何らかの基準を持って、覚えるべき知識のヤマをはることが大切です。

お勧めの勉強法

(1)まずは、論文の問題集、基本書、六法を用意しましょう。
(2)問題集の「回答」を読みましょう。問題集の「問題」を読むのも省略してよいです。
(3)問題を解くときに必要になった知識について基本書等で線を引いていきましょう。
 なお、色は黒色一色としましょう。消しゴムで消せるからです。
(4)これを何回も繰り返して、「出題される知識の範囲と内容」を把握しましょう。

適切な基本書、問題集を探す

(1)適切な基本書、問題集や、「これを回す回数」については、合格者に聞いてみましょう。
(2)なお、司法試験に合格するのは、上位◯%です。自分の周りの情報は、「うその情報」の方が多いと思ってください。
(3)合格者を探して情報を仕入れましょう。
(4)法科大学院の教授も、合格者ではありません。一番は合格者の情報が正しいです。

一週間に半日は論文を書く時間を作る

(1)一週間に半日は論文を書く時間を作りましょう。
(2)論文を書くことで、「問題提起→定義・趣旨→規範→あてはめ」とインプットすべき分量がイメージできます。
(3)論文を書かずにインプットすると無駄が多くなります。
(4)もともと勉強した範囲で論文を書いてみて、定着度をチェックする意味もあります。

択一は後回し

(1)択一は、判例の結論だけが求められたりします。しかし、論文ではその理由が大切になってきます。
(2)そもそも、論文で出題された部分について基本書を読んでおけば、択一は半分ぐらいはできるようになるはずです。
(3)順番を間違えて、「択一」を勉強してから、「論文」を勉強するとロスが大きいです。
(4)まずは論文を勉強するところから始めましょう。

 

何度も読む、定期的に時間をとる。

(1)知識の定着は回数が大事です。
(2)「水曜日は、1時間、刑法の論文の勉強をする。」等の時間割だけを決めましょう。
(3)時間の枠だけを決めて、実行しましょう。
(4)KPIの発想で、1週間もしくは1日のシンプルなルール(例えば、水曜日は、1時間、刑法の論文を勉強する。」)を作り、1ヶ月後にそれで目標を達成できそうか(過去問を3回回せるか。)を検討しましょう。
(5)KPIを達成できなさそうであれば、合格者に勉強方法を伝えて、修正点を聞きこれをそのまま活かしましょう。
(6)目標達成の観点からは、以下が大切です。

弁護士 井上正人
 この記事の著者・監修 弁護士 井上 正人(いのうえ まさと) 大阪弁護士会所属(登録番号:43449) /
弁護士法人夕陽ヶ丘法律事務所 代表

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