民事訴訟

Q 平成15年度の旧司法試験の第2問の問題を教えて下さい。

2026/08/29 更新

 甲は,乙に対し,乙所有の絵画を代金額500万円で買い受けたとして,売買契約に基づき,その引渡しを求める訴えを提起した。
 次の各場合について答えよ。

1 甲の乙に対する訴訟の係属中に、乙は、甲に対し、この絵画の売買代金額は1000万円であるとして,その支払を求める訴えを提起した。
(1)甲は、乙の訴えについて、反訴として提起できるのだから別訴は許されないと主張した。この主張は,正当か。
(2)裁判所は,この二つの訴訟を併合し,その審理の結果,この絵画の売買代金額は700万円であると認定した。裁判所は,甲の請求について「乙は甲に対し,700万円の支払を受けるのと引換えに、絵画を引き渡せ。」との判決をすることができるか。一方、乙の請求について「甲は乙に対し,絵画の引渡しを受けるのと引換えに、700万円を支払え。」との判決をすることができるか。

2 甲の乙に対する訴訟において、「乙は甲に対し、500万円の支払を受けるのと引換えに、絵画を引き渡せ。」との判決が確定した。その後,乙が、甲に対し、この絵画の売買代金額は1000万円であると主張して,その支払を求める訴えを提起することはできるか。

弁護士 井上正人
 この記事の著者・監修 弁護士 井上 正人(いのうえ まさと) 大阪弁護士会所属(登録番号:43449) /
弁護士法人夕陽ヶ丘法律事務所 代表

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