Q 早期退職では、①人件費の削減目標をどのように決めますか。
2025/06/26 更新
早期退職
(1)早期退職は、退職金を積み増して退職希望者を募る制度です。
(2)早期退職の目的は、人件費の削減し業績の回復を図る手法です。
人件費の削減目標
(1)早期退職では、人件費の削減目標を決めて、そこから、対象社員の人数や、対象となる社員の属性を決めていきます。
(2)人件費の削減目標を決めるには、将来の損益予測(売上や人件費の予測)から考えることになります。
◯ 今後の業績の予想 ◯ 人件費の予想 採用人数(新卒、中途) 退職人数(定年、自己都合) 昇給見込み ◯ 社員の年齢ピラミッド |
社員の年齢ピラミッド
(1)年齢の高い人ほど、削減効果が大きい。
(2)離職率等を計算して、5年後の人件費を予想する。
(3)組織としての年齢のバランスも考慮して、理想的な社員の構成、人数を確認する。
給与単価(一人) | 人数 | 総人件費 | |
60代 | 700万円 | 10(人) | 7000万円 |
50代 | 600万円 | 5(人) | 3000万円 |
40代 | 500万円 | 30(人) | 1億5000万円 |
30代 | 400万円 | 3(人) | 1200万円 |
募集人数の決定
(1)募集人数や、削減の対象となる社員の大枠を個々で決まる。
(2)対象者を決めて、より厳密な方針を決める。