民事訴訟

Q 弁論主義について教えて下さい。

2026/10/24 更新

弁論主義の定義と根拠

(1)弁論主義は、民事訴訟においては、当事者は裁判の基礎となるべき事実及び証拠の収集、提出において、当事者がこれを決定する権限を有し、その義務を負う、という原則である。
(2)弁論主義の根拠は、民事訴訟で審理の対象となる紛争については、もともと当事者が自由に話し合って解決することができるものであるからである(私的自治説)。

参考
 長谷部由起子ほか「基礎演習民事訴訟法  第3版補訂版 」79頁

弁論主義の3つのテーゼ

 弁論主義の内容は、以下の3つに分かれる。

第一テーゼ
 裁判所は、当事者の主張しない事実を認定できない。

第ニテーゼ
 裁判所は、当事者間に争いのない事実について、これを異なる事実をしてはならない。

第三テーゼ
 裁判所は、当事者間に争いのある事実を証拠によって認証する際には、必ず当事者の申し出た証拠によらなければならない。

弁護士 井上正人
 この記事の著者・監修 弁護士 井上 正人(いのうえ まさと) 大阪弁護士会所属(登録番号:43449) /
弁護士法人夕陽ヶ丘法律事務所 代表

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