アドバイスを聞かない人(確証バイアスの強い人)への対応
2024/09/08 更新
アドバイスを聞かない人
(1)高い成績を出す者は、アドバイスを聞かない人が多い。
(2)高い成績を出す人は、特に、「成功は自分のものです。失敗を他人の責任にしてしまう」傾向があります(確証バイアス)。
(3)自分の欠点をそのままにしておく。他人のアドバイスを無視することになるので、学習と成長を妨げてしまいます。
(4)落ち込んだときに、友人に相談しても、友人は耳あたりのよいことを伝えるだけであり、結局、確証バイアスを高めることになります。
確証バイアスの乗り越え方
(1) 自分の問題点を直視し、自分にとってショックなことも率直に言ってもらえる人物何名かに話を聞いて、その意見の中での共通点を探すべきです。
(2) 自分の課題を設定し、一つ一つチャレンジすることが必要です。
確証バイアスの強い人への対応
(1) 現実論としては、帰属バイアスから抜け出せる人物はそう多くありません。
(2) 第三者として、率直に意見を述べることも有益であるが、多くの場合には、無視されたと感情的になってしまう原因となります。
(3) 気づく人は、言わなくても気づくし、気づかない人は、言っても気づかない。タイプ別にアドバイスするかどうかを決めるのが有益です。
(4)「教えて、無視されて感情的になる」よりも、「レクチャー型で複数人に一緒に教える形」を採用して、期限を切ってその人の成績として評価していくことになるでしょう。
参考
ハーバードビジネスレビュー2024年7月号74頁参考