【評価のポイント】共感力とオーナーシップ
2024/07/21 更新
共感力とオーナーシップ
(1)共感力は、相手の立場にたって物事を考え、そして相手方の気持ちにそった行動をする力です。
(2)オーナーシップは、組織の問題や仕事を、自分の問題や課題として主体的に行動する姿勢です。
(3)特に、採用面接において、共感力とオーナーシップは重要視すべきでしょう。
適性検査
(1)今まで使われてきた、適性検査では、共感力やオーナーシップを正確に測定することはできませんでした。
(2)そこで、共感力や、オーナーシップを測定する試験が必要になります。
過去の経験(課題の克服)(コンピタンシー面接)
(1)「〇〇の時代に、苦労したのはどんなことですか。」「どうやって解決しましたか。」と聞けば、その人が困難について、どうやって立ち向かったを確認します。
(2)「どう考えるのか」という考え方を聞くのではなく、「過去のある事柄について、どういうアプローチを取ったのか。」を質問します。
(3)「言われたことをやっただけなのか。」「自分でアイデアを出して改善したのか。」「仲間といっしょに活動したのか。」「そのチームにおける役割は何だったのか」等の観点でその人の考え方を問います。
職場でのロープレテスト
(1)職場での疑似問題を出して、どのように考えることができるかを測定する方法もあります。
(2)「例えば、AさんはBさんの上司です。」「Bさんから、仕事をやめたい、と言われました。」最近、Bさんは、仕事の失敗が続いて、自信を失っていました。Aさんとしては、「Bさんの評価は可もなく不可もなく、真面目なところが好印象で、これから伸びるかはBさん自信のポテンシャンル次第だ。」という印象でした。
Aさんの立場で、Bさんの退職を引き止めて下さい。
(3)このような設定の上で、実際のロールプレーをすれば、本人のマネージメントスキルや、共感力をチェックできます。
参考
ハーバードビジネスレビュー2023年1月号128頁以下