Q 人事部が候補者リストを作成するだけでなく、面接すべき候補者まで選んだ方がよいのか。
2025/08/11 更新
ジョブ型雇用と、現場のマネージャーの仕事
(1)ITやビッグデータなど、プロジェクトを遂行するのに、高度な専門家を集める必要が出てきました。
(2)専門家を採用する場合に、現在進行中のプロジェクトについて、これを達成するのに必要な能力を持っているのかは、現場のマネージャーにしか分かりません。
(3)そのため、中途採用者の採用権限を、人事部から、現場のプロジェクトマネージャーに移す動きがあります。
人事部の役割
(1)もちろん、現場のマネージャーに採用のノウハウはありません。したがって、人事部のフォローが必要にないます。しかし、どこまでが、人事部の役割で、どこまで現場のマネージャーの仕事でしょうか。
(2)例えば、人事部が全ての応募書類を現場のマネージャーに送り、現場のマネージャーが面談すべき人材を選んで面談する方法があります。
(3)さらに、人事部で、現場のマージャーが面談すべき人材を7名まで絞り込み、面談者を絞り込んでから現場のマネージャーに面談のみを頼む方法もありまえます。
この方法の方が現場のマネージャーの負担が減ります。
さらに、人事部は採用を重要な仕事と考えるのに対し、現場は「本業ではないタスク」と考える傾向があります。
(4)現場での負担をできるだけ減らすことで、採用手続がよりスムーズに行えたという意見もあります。
参考
ハーバード・ビジネス・レビュー2025年9月号4頁