【データの活用】指標の設定
2024/01/14 更新
指標の可視化
(1)経営状態をモニタリングする方法として、数値を測定してグラフ化することが考えられます。
(2)運営状況に異常がないかをチェックすることができます。
(3)以下は、ゆで卵を自動で作る機械を効率よく運営する(効率を上げる)ための、指標を考えてみます。
指標は先行指標でなければなりません。
(1)例えば、採用人数を予想する数字であれば、採用結果の人数では意味がありません。
(2)その年の学生の数、応募者数、説明会に来た人数、試験を受けに来た人数等を、結果を予想するのに使える数字(先行指標)でなけばなりません。
指標を選択する
(1)ニーズの予想が必要です。作りすぎれば腐ってしまいます。少なければ機会損失を生みます。
(2)在庫の指標が必要です。多すぎれば腐ってしまいます。少なければ、製造に支障をきたします。
(3)機械の状態(故障率)を示す指標が必要です。
(4)機械を動かすための人が足りているかを示す指標が必要です。
(5)品質(お客様の苦情等)を確認する指標が必要です。
指標は、各プロセスを適切に数字化したものであること、リアルタイムで取得できること、簡易かつ正確に取得できる必要です。
指標はペアで使う
例えば、在庫の量(が多いために腐った卵の量)だけではなく、在庫の不足によって製造が止まった率等を示す指標を設定し、バランスを見れるようにする必要があります。
参考
アンドリュー・S・グローブ 著、 小林薫 訳 「HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント」 56頁