Q D2Cビジネスとは何ですか。(その2)
2025/11/08 更新
D2Cビジネス
(1)D2Cとは、 「Direct to Consumer」という意味です。
(2)D2Cは小売店等を通さずに自社のECサイト等を通じて、商品を消費者に直接販売するビジネスです。
だけで商品を販売するメーカー(ブランド)です。
D2Cビジネスの特徴
(1)今までのビジネスでは、1万人に、1万円の商品を売って1億円の売上を得ることが前提となっていました。
(2)D2Cは、1000人に10万円分消費してもらって1億円の売上を目指すイメージです。
売上単価で勝負するのか、ファンになってもらって何度も購入してもらうのか、顧客単価を大切にします。
(3)D2Cでは、特定の顧客にフォーカスして、その顧客にとって、最適な商品開発(他では売っていない商品)を開発することが必要です。
(4)アマゾン等の大手ECサイトで独自のショップで販売する方法や、独自性の高い自社サイトで販売することもあります。
なお、D2Cビジネスでは、小売りの店舗を持たないことが多いです。
D2Cビジネスでの商品
(1)今までの商品開発では、多数の小売店で販売されることが前提となった商品開発が必要でした、メインの顧客に好まれる仕様の商品開発が必要でした。
(2)しかし、D2Cでは、特定の顧客だけに最適化させた商品開発が可能です。特定の顧客のニーズにフォーカスして、小ロットでも、独自性の高い商品を開発してこれを販売します。
| D2Cビジネスに最適な商品 〇 小ロットでも、利益の確保が可能な商品であること 〇顧客が現在の商品に強い不満を持っていること(なぜなら、その不満を解決してくれば支払う金額が高くなります。) 〇顧客のニーズに合わせて、商品開発できる技術力があること(もしくは、コンセプト(アイデア)で新しい商品を開発可能であること) |
D2Cビジネスの顧客
(1)今までのECサイトでは、商品を購入する顧客をターゲットとして商品を販売していました。
(2)D2Cでは、特定の悩みを持つ顧客に対し、情報提供をして、顧客の関係づくりから始めることができます。
D2Cでは、特定の顧客のニーズにフォーカスして、独自性の高い商品を開発してこれを販売します。
参考
花岡宏明他「D2C THE MODEL EC/D2Cビジネスに再現性をもたらす体系的メソッド」






