Q キャズムの谷を越えるための、認知形成のための広告宣伝戦略とはどんなものですか。
2025/11/04 更新
顧客の分類
 顧客の分類には以下の分析があります。
 ロイヤル顧客    商品を大量に買ってくれるお客
 一般顧客      ロイヤル顧客程ではないが、商品を買ってくれるお客
 離反顧客      購入を辞めしまった顧客
 認知・未購入顧客  企業、商品を知っているが、購入していない
 未認知顧客     企業、商品を知らない。

イノベーダー理論(キャズムの谷)
(1)新しい商品については、新しい物好きな人(イノベーター)が購入をはじめます。
(2)新しい商品が市場に普及するには、その普及率が16%(キャムズの谷)を超えれるかどうかが問題となります。つまり、その普及率を超えるまでは、認知形成のための投資を続ける必要があるといわれています。
(3)16%(キャムズの谷)は、全体から見て、「ロイヤル顧客」「一般顧客」「離反顧客」の合計が16%を超えるかという問題です。
キャズムの谷を越えるための、認知形成のための広告宣伝
(1)ビジョナリー(アーリー・アドプター)への販売によって、売上が増えてきます。しかし、ビジョナリー(アーリー・アドプター)の数がゼロになれば、売上がピタリと止まってしまいます。
右肩上がりだった会社ですが、キャズムにくると、突然、売上がゼロになります。
(2)全体から見て、「ロイヤル顧客」「一般顧客」「離反顧客」の合計が16%を超えるまで、広告宣伝を続ける必要があるということになります。

参考
西口一希「たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング」108頁以下






