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ビジネス知識

Q 事業計画の内容として、数字目標どこまで意味がありますか。

2025/10/15 更新

数字目標は意味がない。

(1)来年度の売上目標をたてることは可能ですが、実際には、今年は◯円だったので、来年は1.1倍にする、というような設定しかできません。
(2)売上を変えるのは、行動です。目標設定だけでは意味がありません。

よくある戦略

(1)よくある戦略としては、数字目標が先に決まり、それからもっともらしい計画書が作れます。

(2)エクセルの行を微整し、数字目標の根拠が作られます。

(3)計画が作られますが、その計画の運用までは管理されていません。

 本来的には、1ヶ月(できれば一週間)刻みのマイルストーンを設定し、不一致について議論されるべきですが、放置されます。

結果について議論する

(1)売上は、行動の結果でしかありません。

(2)売上(過去の行動)と現在のギャップについて議論しても、有益な結論はでません。

(3)現在の会社の実情(数字)を前提に、「現在〇〇(数字)である。××してみたら、△△(数字)になるかもしれない。」という、仮説に基づいく目標設定と、その実行だけが先に進む方法です。

先行指標(KPI)での議論がない

(1)結果に影響を与える重要な指標を決めます。

(2)目指すべき行動を明確して、その行動を取れたのか、その行動が最終的な目標にとって最適かどうか、が議論されるべきです。

 例えば、売上目標ではなく、「お客さんの数」×「客単価」として分析し、1週間ごとに測定する。

 上記の目標のために理想する行動を定義します。

参考

 アンドリュー・S・グローブ 著、 小林薫 訳 「HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント」 166頁~182頁

 ハーバード・ビジネス・レビュー2025年11月号30頁以下

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