Q MQ会計の考え方を教えて下さい。
2025/11/01 更新
MQ会計
(1)MQ会計は、一個当たりの売上高、変動費、粗利を把握する考え方です。
(2)種類別で考えるという特徴を持ちます。
簡単な会計図
まず、MQ会計では、以下のように売上を分解します。

MQ会計の考え方
MQ会計では、一個当たりの売上高、変動費、粗利を把握する考え方です。

MQ会計のメリット
(1)1個当たりの売上高、変動費、粗利を把握することことで問題点を明確にできます。把握する考え方です。
(2)1個あたりの売上高を出せば、最終的には、個別の商品の値付けや、改善点を見えやすくなります。

MQ会計のデメリット
(1)計算に手間が増えます。
(2)どのように計算に活かすかについて、仮説を立てないと仕事のための仕事になりかねません。
カテゴリー分け
(1)商品ごと(2)取引先ごと(3)地域ごとで計算することが考えられます。
(2)利益の少ないカテゴリーについては販売を停止するか、値上げの交渉をすることになります。
(3)カテゴリーが複雑になっているとすれば、それはビジネス構造が複雑になっていることを示しています。
このような場合には、どちらかを捨てることも覚悟が必要です。「選択と集中」を妨げ、無駄の原因となります。
参考
落合孝裕「【改訂2版】[ポイント図解]決算書の読み方が面白いほどわかる本」44頁






