【目標管理】目標管理(MBO)
2024/02/24 更新
目標管理(MBO)
(1)目標管理(MBO)は、自分で目標を設定して、自分でその成果を評価するという目標管理手法です。
(2)「自分で目標を設定してこれを自分で評価することで、働く意欲が高まる」というドラッガーの「自己管理によるマネジメント」の考え方を前提にしています。
(3)マクガレーのX理論・Y理論の影響を受けた考え方です。
参考
坪谷 邦生「図解 人材マネジメント 入門 人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ」 44頁
目標管理(MBO)の失敗例
(1)目標を上司が一方的に決めけてしまう。ただのノルマになってしまいます。
(2)目標と会社のビジョン(会社の課題)が連動していない。
(3)チームの目的と個人の目標が連動していない。
(4)目標の未達成を人事考課でマイナス評価すると、挑戦的な目標設定を挑まなくなえいます。
(5)指標が設定されていないので、目標の達成程度が観測不可能です。
そもそも、目標の達成、不達成について、評価が全くされていない。
目標管理(MBO)のポイント
(1)上司が1on1ミーティングを使って、部下の目標管理(MBO)をサポートしましょう。
(2)企業の理念、方針、会社の課題を社員に共有した上で、目標管理を運用しましょう。
(3)チームの目標をしっかりと設定し、そのチーム目標を達成するために、メンバーにどんなことができるのか、そして、その目標を立ててもらいましょう。
(4)目標の未達成と、査定を切り離します。
結果ではなく、どのような努力をしたのかプロセスを査定するようにしましょう。