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マネージメント

Q 部下の考え方を変えたければ、上司が説明する方がよいですか、それとも、部下の意見を聞いた方がよいですか。

2026/02/11 更新

1on1ミーティングと、聞くことの重要性

(1)1on1ミーティングでは、週に1回、上司が部下と雑談をする時間をとります。
(2)1on1ミーティングでは、上司は部下の話を聞くことに9割の時間を使うべき、と言われています。
(3)上司は、部下に命じるのではなく、部下の話を聞くことに重点を置きます。上司は適切な質問をして、部下が自分で気づくことをサポートします。

コーチング

(1)1on 1ミーティングでは、一種のコーチングを行うものです。

(1)コーチングでは、適切な質問をすることで、クライアントの頭を整理して、行動を起こす意欲を引き出します。
(2)コーチングでは、質問を通じて、課題や自分の状況を客観視させて、取りうる選択肢に向かわせるものです。
(3)コーチングは、質問を通じて、クライアントの成長を促す技術です。

(2)なお、コーチングは、クライアントがそれをする業務遂行能力があることが前提となっています。
 したがって、新人社員では、質問しても適切な回答は返ってきません。
(3)新人社員に対しては、質問するよりも、上司が具体的な指示をする方が適切です。

他人の考え方を変えるには、他人の考え方を聞く

 他人の考え方を変えるには、説明するよりも、他人の考え方を聞くことが有効だと言われています。

参考
ハーバード・ビジネス・レビュー編集部「マインドフル・リスニング」75頁

部下に自分の問題を気づかせる方法

(1)自分のことを自分で正確に理解することは難しいです。
(2)部下が、自分の問題について、他人が悪い(もしくは、特別の事情がある。)という形で回答された場合に、どうやって対応したらよいでしょうか。
(3)論理的に、相談者の発言が間違っていると否定しても、言い合いなりかねません。
(4)したがって、以下のように対応しましょう。

1 問題点を指摘します。
2 なぜ、そうなったのか、部下に聞く。
3 部下の話を整理します。
  部下の話をオウム返しします。
4 身勝手な意見であっても、部下の気持ちを受け止めます。
6 「前にも同じような失敗はなかったか。」「そのときとの共通点は何か。」を聞いてみましょう。
7 部下が何を変えれば上手くいくのか、を聞いていましょう。
8 上司の立場で、できることは何か、を聞いていましょう。

実際の相談事例

上司A
 〇〇のタスクは出来ていないのでしょうか。

部下B
 申し訳ありません。〇〇という事情がありました。

上司A
 なるほど、そんな事情があったのですね。
 私にも〇〇した経験があり、分かります。

テクニック
(1)上司は、部下の説明をいきなり否定していません。
(2)上司は、部下の説明を受けて、これに共感を示します。
(3)しかし、部下は同様の失敗を繰り返しているため、原因の深掘りが必要です。
(4)ここから、本題には入ります。

上司A
 今回の件は仕方がなかったとしても、前回にも〇〇があり、今、説明してもらったこと以外にも、原因があると思います。
 今回の件と、前回の件で、共通点は何でしょうか。

部下B

 部下Bの説明(省略)(省略)

ポイント
「前にも同じような失敗はなかったか。」「そのときとの共通点は何か。」を聞いてみましょう。

上司A
 なるほど、なるほど、〇〇という、問題があるんですね。

上司A
 ただ、それが分かっている、Bさんが出来ない。もしくは、やりたくない理由があるのではないでしょうか。

ポイント
(1)質問した答えが返ってきたとして、さらに、その答えについて、質問しています。
(2)これは、なぜなぜ、分析と呼ばれる手法です。

部下B
(1) そう言われると、本音では、〇〇

学習する組織とメンタルモデル
(1)メンタルモデルは無意識に持っている思い込みです。
 組織レベルでも、個人レベルでも存在します。
(2)無意識であるがゆえに意識されていないが、個人、組織が目標に対して行動できない理由になっていたり、メンバーの意思疎通の障害になっていたりします。
(3)対話によって、本人に口にしてもらい、これが明確になってから、スタートします。

上司A 
 「Bさんは、ここの部分はCさんの仕事である。ここの部分についてCさんが進めないとどうしょうもない。したがって、Cさんが仕事をしないから、自分の担当部分についても、期限が過ぎてしまう。」ということが毎回起きているわけですね。

上司A
 それを踏まえて、何を改善すればよいですか。

部下B
 〇〇です。

上司A
 なるほど、素晴らしい回答だと思います。
 ありがとうございます。

ポイント
部下が何を変えれば上手くいくのか、を聞いていましょう。

上司A
 同じことが起きたら、私の立場で出来ることはありますか。

部下B
 私がCさんに催促すべきなので大丈夫です。

上司A
 もちろん、BさんがCさんに言いにくいこともあります。
 あくまで、この仕事はBさんに頼んでいます。したがって、Bさんの方で、異常があれば、私に報告して下さい。
私の方からCさんにお願いをしますから。

部下B
 それは助かります。

ポイント
 上司の立場で、できることは何か、を聞いていましょう。

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