Q 労働保険の年度更新の手続はどうすればよいのか(令和7年度版)。
2025/05/27 更新
労働保険
(1)労災保険と雇用保険をあわせて、労働保険といいます。
(2)1年に1度、労働保険の申告手続(年度更新)が必要です。
令和7年度の年度更新の手続は、6月2日から7月10日までの間に行う必要があります。 |
労災保険の被保険者
(1)全ての労働者(アルバイト、パートを含む)は、労災保険の被験者となります。
(2)使用人兼役員の場合には、税務上の取り扱い通り、給与分だけ、雇用保険の被保険者として扱います。
(3)同居している親族の労働者は、ケースバイケースです。
雇用保険の被保険者
(1)以下の労働者は、雇用保険の加入者となります。
①一週間の労働時間が20時間以上
②31日以上引き続き雇用されることが見込まれること
(2)なお、学生や、役員(使用人兼務役員を除く)は、雇用保険の保険者になれません。
(3)使用人兼役員の場合には、税務上の取り扱い通り、給与分だけ、雇用保険の被保険者として扱います。
(4)同居している親族の労働者は、ケースバイケースです。
年度更新の手続
(1)労災保険率、雇用保険率、一般拠出金率を確認する。

(2)労働者の区分に応じて、全労働者の賃金(交通費を含む)の合計を入力する。

(3)上記の式を入力すれば、下記のと労働保険の金額が算出できます。

参考のエクセル
事務系の業種で、かつ、令和6年4月以前に労働保険に加入している企業で使えるエクセルです。
https://yuhigaoka-law.com/wp-content/uploads/2025/05/1d312cbd098e70f5c0c860bf9691fbce.xlsx
労働保険の納付日
(1)労働保険の納付日は以下のとおりです。
(2)原則は、第1期に納付する必要がある。しかし、概算保険料がが40万以上の場合には、概算保険料を3回に分けて納付できます。
