Q 貸借対照表の商品(棚卸資産)について、注意すべきことは何ですか。
2025/11/02 更新
貸借対照表の商品(棚卸資産)
(1)貸借対照表の商品(棚卸資産) は、実際にその額が存在する不明な資産です。
例えば預金から100万円引き出して、それを材料を購入して、商品になったと記載すれば、会計上、100万円分の商品(棚卸資産)存在することになります。
(2)しかし、私的に、現金が100万円が流用されたり、商品が不良在庫で実は価値がないということが起きます。
過大な商品(棚卸資産)
(1)業界的な平均的な在庫量を把握して、まずは、その範囲に収める必要があります。
不必要に商品(棚卸資産)の金額が大きい場合には、①不正に現金(商品(棚卸資産))が流出している、②売れない商品(棚卸資産)が存在する、③不当に商品(棚卸資産)が計上されている可能性があります。
(2)毎年、不必要に商品(棚卸資産)が増えている場合にも注意が必要です。
(3)業界的な平均的な在庫量を把握して、それ以上の金額になっているときには調査が必要です。
参考
川北 英貴「銀行からの融資 完全マニュアル」233頁






