Q 中途採用した従業員が、前職の会社の情報を活用して成果を上げていた場合に、転職先の会社はどのようなリスクを負いますか。
2025/08/13 更新
転職先の会社のリスク
(1)転職した社員が、前職の情報を不正に持ち出して、その情報を使って転職先企業で仕事をしていた場合、その後、その情報が不正取得されたことが判明すれば、そのj方法を使ったプロジェクトを中止する必要がでてきます。
(2)会社としては、転職者が前職の情報を不正に持ち出して業務に利用していないかをチェックする必要があります。
会社の義務
(1)会社は、以下のことをする必要があります。
(2)まず、転職者にし、前職で作成したプログラム(データ)、名簿(個人情報)、マニュアルを利用して業務をしてはならないことを説明し、そのことをを説明した文書に署名してもらうようにしましょう。
(3)会社は、社員が私物のパソコンやUSBを持ち込むことを禁止し、持ち込んだデータを活用できないようにしましょう。
(4)転職者が、入社期間や労働時間に比して、過大な成果を上げた場合には、持ち込んだデータでの不正利用して成果をあげていないか、をチェックする義務があります。
参考
ビジネスガイド2024年11月57頁以下