【グーグル】心理的安全性
2024/01/14 更新
心理的安全性
(1)組織内で、目標のためにメンバーが率直な意見を言える環境を心理的安全性といいます(正確な定義ではありません)。
(2)グーグルが生産性の向上に役立つと発表し、注目されている職場の心理状態です。
心理的安全性と業務改革
(1)心理的安全性は、業務改革の根本です。
(2)心理的安全性は、アジャイル方式、エンパワーメント、組織改革、挑戦する社風、従業員エンゲージメントの土台です。
心理的安全性を支える要素
(1)心理的安全性の構築には、①「自分が困ったときには会社(職場のメンバー)が助けてくれる。会社(職場のメンバー)は自分を裏切らない」という信頼(感情的信頼)と、②この人に仕事を頼めば大丈夫という仲間がいる旨の信頼(認知的信頼)が必要です。
(2)心理的安全性は、メンバーが行うべき行動が明確になっている組織ということでもあります。つまり、以下のことがいえる環境でもあります。
(ア)会社がメンバーに対し求める行動が明確であること
(イ)その行動をとらなければ、ネガティブなフィードバックを受けること
(ウ)その行動をとれば、ボジティブなフィードバックを受けること
(エ)会社は、約束を守る社員を裏切らないこと(そのような信頼関係があること)
参考
ハーバードビジネスレビュー2023年3月号43頁
活発な議論と挑戦
(1)心理的安全は活発な意見交換の土台です。他人と対立するような意見を言っても嫌われることはない、という信頼関係が必要であるからです。
(2)心理的安全性は挑戦の土台です。挑戦して失敗しても、肯定的評価してくれるという、という信頼関係が必要であるからです。
目標と心理的安全
(1)心理的安全性は、高い目標を達成するための土台です。
(2)目標の達成未達成そのもを評価してはいけません。目標の未達成がマイナス評価されるのであれば、無難な目標設定しかされなくなるからです。
(3)以下のような方法で査定されるべきです。
①目標設定が適切であったかが、査定されます。
②目標が、企業の理念、方針と整合的であったか、を査定します。
③目標の達成に努力できていたか。
チーム目標では、チーム内で、自分で役割を探して、その役割を果たせていたかが、査定されます。
④目標への進捗を適切に管理できていたか、を査定します。
⑤目標に達しないと判断したときには、適切に計画を変更できたか、を査定します。