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組織開発

スター人材の取り扱い

2024/01/09 更新

スター人材

(1)もちろん、報酬だけを目当てにする人材もいないわけではありません。しかし、そういった人物は、帰属意識も低く、会社を離れてしまうために、継続に会社に貢献しません。
(2)ここでいう「スター人材」は、ハイパフォーマンスを上げ、かつ、報酬だけを目当てに働かない人物です。

スター人材の注意点

(1)スター人材は、「会社から特別扱いを認めてほしい。」「自分の関心事に全力を注がせてほしい。」と考える傾向にあります。もっとも、特別扱いを認めてしまうと、他のメンバーから否定的な意見がでるでしょう。
(2)スター人材は、「自分の意見を聞いてほしい」と求めますが、「自分の関心事に全力を注ぎたい。」と感じており、「責任ある立場には付きたくない。」と考えています。

スター人材の取り扱い

(1) スター人材の意見・提案は、即座に却下してはいけません。スター人材の要求を全て飲む必要はありませんが、これを真摯に検討して、その結果を説明しなければなりません。
(2) スター人材の成長を妨げてはなりません。スター人材がその能力を発揮するべく個別的に環境を支援する必要があります。会社の慣行やルールについて調整役が必要になることもあるでしょう(特別扱い)。
(3) 賞賛の機会を伸ばしてはいけません。スター人材からの要求があれば、その要求を承諾するだけでなく、「あなたの功績は特別であり、他にも本人の要望を応えるための提案(特別扱いを受けていると感じてもらう便宜)をする必要があります。

参考

 ハーバードビジネスレビュー2022年8月号39頁以下

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