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予防法務

LGBTQに対する差別の禁止

2024/10/06 更新

LGBTQ

 LGBTQは、性的少数派という意味です。

LGBTQと不適切な発言の禁止

  LGBTQ への配慮として、以下の発言は禁止されます。

1 差別的な言葉の禁止
 「オカマ、バイ、ニューハーフ、オネェ オカマ、レズ、ホモ、おとこおんな」という言葉をいわない。

2 差別的な発言の禁止
 「この職場には、LGBTQの人はいないよね。」
 「あの人は、男か女か分からない。」

3 恋愛、結婚、出産の話
 「彼氏いないの。」「彼女いないの。」「恋人はいるの。」「どんな人がタイプなの。」
 「子供はまだなの。」
 「結婚はしないの。」

4 カミングアウトに対する、配慮の無いな発言
 「心が女性なのは分かったけど、結局、男でしょう。」
 ※ 適切な対応を求めてカミングアウトをしてもらっているので、これらを打ち捨てる行為です。

 「バイセクシャルであれば、誰でも性的な対象としてみるのでしょう。」

  ※ あくまで、その人にとって魅力的な人であるから、好きになるのであって、このような発言は適切ではありません。

5 性の価値観を押し付ける発言
 「男らしくしなさない。」
 「女らしくしない。」

カミングアウトを受けたときの適切な対応

1 カミングアウトしてくれたことに感謝を伝える
 LGBTQの人から、カミングアウト(他人に、自分の性的志向を明らかにすること)を受けた場合には、「言ってくれてありがとう。」との感謝の気持ちを伝えましょう。
 LGBTQの人も、誰にでもカミングアウトしているわけではありません。信頼してもらったことについて、まずは、感謝を伝えることが必要です。

2  いつもどおり接する
 カミングアウトを受けたとしても、いつもどおり接することが必要です。

3 情報を共有する範囲を本人と相談する
 本人の同意なく、その内容を第三者に伝えることは許されません。しかし、特別な配慮をするには、第三者の協力が必要になり、その人にも伝える必要が出てくることがあります。したがって、他に誰が知っていているかも聞いておき、情報を共有する範囲を本人と相談しましょう。

アウティングの禁止

(1)カミングアウトされた性的指向を本人の同意なく第三者に伝えることをアウティングと言います。
(2)善意であっても、これは許されません。
(3)アウンティングが差別につながって、自殺者がでるなど深刻な問題になっています。

参考

 ビジネスガイド2023年11月50頁以下

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