【1on1ミーティング】信頼関係の構築(チームの絆)
2024/01/14 更新
1on1ミーティング
(1)週に1回、上司が部下と直接話す時間を30分程度とります。
(2)1on1ミーティングでは、上司は9割、部下の話を聞くことに徹します。
チームの絆を強くすこと
(1)心理的安全性の構築には、「この人に任せておけば大丈夫」という信頼関係(認知的信頼)と、「この人は私を裏切らない。私が困ったら助けてくれる。」という信頼関係(感情的信頼)を構築する必要があります。
(2)心理的安全性を構築することも1on1ミーティングの目的です。
しかたがって、以下のことをすることも1on1ミーティングの目的です。
メンバーとの間でプライベートな悩みも話し合える関係を作ることです。
メンバー間のトラブルを解決することです。
参考
ハーバードビジネスレビュー2023年3月号42頁
上司が弱みを見せる勇気をもつ
上司が雑談でプライベートの悩みを部下に話してもかまいません。むしろ話すべきであり、メンバーが個人的な悩みを打ち明けやすい雰囲気を作る必要があります。
参考
ピョートル・フェリークス・グジバ 「世界最高のチーム グーグル流『最少の人数』で『最大の成果』を生み出す方法 」60頁以下
部下の悩み
(1)1on1ミーティングの時間を、部下のブライベートな悩みを聞くことに使ってもよいのです。
(2)部下のプライベートな悩みがあれば、カウンセリングの要領で話を聞きましょう。
部下の愚痴
部下から愚痴を聞けば、肯定的な表現に直して、チームとしての有益な提案にできないか検討してみましょう。
「残業したくない。」
→ 「残業が減らせるにみんなで工夫を考えみましょう。来月の課題にしましょう。」
「みんなが私の話を聞いてくれない。」
→「Aさんの意見がとおるようにどんな工夫ができるか考えみましょう。」
もしくは、「私に言ってくれたら、私の意見としてみんなに声をかけてみます。」
参考
ピョートル・フェリークス・グジバ 「世界最高のチーム グーグル流『最少の人数』で『最大の成果』を生み出す方法 」49頁以下
メンバー間のトラブル
(1) メンバー間でトラブルがあれば、積極的に解決していきましょう。
(2) AさんからBさんに直してほしいことを聞き、BさんからAさんに直してほしいことを聞きます。
(3)大切なことは、相手方に直してほしい具体的な行動(新しい職場のルール)としてヒアリングすることです(パティ・マッコード (著)、櫻井祐子 (訳)、NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く68頁以下)。
(4)最後に、両名を一緒に呼んでAさんの要望を直接Aさんに話してもらい、Bさんの要望をBさんに話してもらいます。
(5) お互いの言い分をお互いが認識すれば、お互いの衝突が緩和されます。その後は、お互いにどうすればよいと思うと話し合うことができます。
参考
ピョートル・フェリークス・グジバ 「世界最高のチーム グーグル流『最少の人数』で『最大の成果』を生み出す方法 」67頁以下