【仕組み】アイデアを生み出す仕組み(会議の工夫)
2024/02/14 更新
少数派意見を守る
(1)イノベーションは、新しい気づきであり、少数派意見です。
(2)会議で議論を交わすうちに、無難な結論(多数決意見)に流れがちです。そこで、少数派意見を守る仕組みが必要です。
(3)例えば、会議で役員の多くが反対しても、役員の一人でもOKとすれば、商品企画を進めてよい、というルールをつくってもよいかもしれません。
(4)進行役が、少数意見を述べた者に対し「〇〇さん、意見を述べて下さい。」と意見を述べる機会を保障して少数意見を擁護することも考えられます。
ストーリーで話をする。
(1)イノベーションには、前例がなく、これを裏付けるデータもありません。
(2)このときに伝えやすいように名前だけで、イメージが伝わような名前を付けることが大切です。
(3)人は、新しいものを試すことに不安を覚えます。人は、不安や脅威を難じると、自己防衛に多くのエネルギーを割かれてしまい、士気が下がり、生産性が落ち、目の前の課題に目が向きにくくなります(生存チャンネル)。
そこで、ストーリーや感情で説明する。そのアイデアが上手く行った場合、どんなことが可能になるのか、を説明して説得するように工夫をしましょう。
参考
中島 亮太郎 「ビジネスデザインのための行動経済学ノート バイアスとナッジでユーザーの心理と行動をデザインする」70頁