【組織開発】組織開発の注意点
2023/11/07 更新
組織開発
組織開発は、組織の風土を改善していく取り組みをいいます。
組織開発の手法だけは課題を解決できない。
(1)企業が抱える問題は、複合的な問題です。一つの問題が別の問題を引き起こします。
(2)原因と対策を分析した時点で、「具体的な事業計画が存在しない。社風が閉鎖的である。」等の様々な問題が出てきます。そうなった場合に、どの問題から手を付けるか、という問題と、目標設定をどう設定するか、という問題が生じてきます。
(3)分析を間違えると結果を出すことができなくなります。
痛みをともなう。
(1)組織の風土を変えるとなれば、キーマンとなる社員には変わってもらう必要があります。組織変更にともなって、ついていけずに辞める社員がいるでしょう。また、会社の方針になかなか同意してくれない社員もでてくるでしょう。
(2)会社としては、社員に対し本気で向き合うこと、人事異動、業務命令違反による処分等も対応する必要があります。
想定外のことが次々に起きる
(1)組織の風土を変えるとなれば、社員にとって楽なはずがありません。変化についていけない社員が退職し、内部告発する等の、いろいろなことが起こりえます。
(2)さまざまなトラブルが発生することを覚悟して、取り組む必要があります。
参考
中村淳・中村和彦「組織開発の探究 理論に学び、実践に活かす 」55頁以下