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中小企業のIT化・DX

【アカウント管理】Q アカウント管理の基礎知識を教えて下さい。

2025/09/11 更新

アカウントの管理

(1)社員Aと社員Bに、それぞれ異なるアカウント(ID、パスワード)を渡します。各人が別々のアカウントを使って、パソコンや、会社の情報へのアクセスを認めます。

 例えば、社員Aが退職した場合には、社員Aのアカウントを失効させます。そうすると、社員Aは、会社のパソコンや、会社のデータにアクセスできなくなります。

(2)アカウントの管理とは、会社のパソコンや、会社の情報にアクセスできる権限コントロールすることです。

(3)例えば、グーグルの有料サービスでは、社員に仕事用のメールアドレスを作ることができます。
 このメールアドレスを使って、クラウドサービスへのログインを認めていた場合には、会社のメールアドレスさえ失効させてしまえば、全てのアクセス管理ができます。
 これは、メールアドレスをアカウントとして使う例です。

アカウントの管理は社員ごとにする

(1)会社のIDとパスワードを用意して社員が共有して使っている企業もあります。例えば、会計ソフトを会社用のID、パスワードを一つ用意して、これでログインする形です。

 しかし、現在では、会計ソフトを利用する社員ごとに、ID、パスワードを一つずつ用意して、それぞれで管理させるのが主流です。

(2)なぜなら、社員Aが、社員BのIDとパスワードを知っていたら、社員Aが、社員Bの名義で、パソコンや、会社の情報へのアクセスが出来てしまいます。

 そうなると、社員Aが退職した場合には、社員Aのアカウントを失効させても意味がありません。

シングルサインオン

(1)全てのサービスで別々のID,パスワードを社員ごとに割り振るのは、現実的ではないでしょう。ここで、シングルサインオンの概念が大切になってきます。

(2)シングルサインオン(Single Sign-On)とは、IDとパスワードを一度入力するだけで複数のサービスにログインして利用できる仕組みです。

(3)有名なのは、①マイクロソフトとアカウントと、②グーグルアカウントです。一つのアカウントで、様々なサービスにログインできます。

(4)①について、マイクロソフトのアカウントで一度ログインすれば、マイクロソフトの多くの商品にそのままログイン状態で利用できます。

(5)②について、グーグルのアカウントでは、多くの他社製品もグーグルアカウントに対応しているために、いろいろなサービスをIDとパスワードを一度入力するだけで利用できます。

(6)シングルサインオンを活用することを考えるのであれば、①会社で使う製品をマイクロソフト系で統一させるのか、②グーグルのアカウントを、会社で使うアカウントとして運用するかどうか、になります。

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