【業務の効率化】業務改善リストの作成と優先順位
2023/09/30 更新
課題と目的
(1)業務効率化とは、業務の無駄を排除し、業務の遂行方法を見直すことをいいます。
(2)しかし、業務効率は手段です。何のために、どの部分の業務の効率化を進めるのか確認が必要です。
第一に、利益率
(1)究極の業務効率化の究極は、無駄な仕事を無くすことです。利益率の低い仕事は、労力を減らす工夫をするよりも、その仕事を断る(無くす)方がよいのです。
(2)パレートの法則は、企業の8割の利益は、2割の業務から生み出されていることが多いという法則です。これが本当だとすれば、8割の業務を減らしても、利益は2割しか落ちません。
多くの企業体で、業務の分析をすると、上記の法則が当てはまるといわれています。
(3)まずは、利益率の低い仕事を削ることから、業務効率化を考えるなければなりません。逆に言えれば、利益率のアップにつながらない仕事を効率化させる業務は全て無駄です。
(4)仕事を減らす方法としては、数字の設定をして、それ以下の仕事を一気に断る方法もあります。
極端に利益率の低い仕事は肌感でも分かります。時間がある場合には、仕事の流れの変更も確認しつつ、毎回、目標を決めて一つ一つ廃止するのも効率的です。
(5)つまり、業務効率化の前に、①利益率の見える化が必要です。次に、②辞める仕事を決断することが必要です。
第二に、従業員のワクワク
(1)利益率だけを追い求めても従業員はついてきません。
(2)業務効率化の前提として、その施策は、個人の実情に合わせて働く時間条件を決めれる環境、有休のとりやすい環境、平均以上の給与を支給する、社員のコミニケーションアップにつながる助け合いに繋がることが必要です。
(3)会社の課題はたくさんあります。もし、その施策が、従業員のモチベーションアップにつながらないのであれば優先順位を下げましょう。従業員のモチベーションアップにつながる仕事を目指しましょう。
第三に、仕事のクオリティー
(1)業務の効率化は、仕事のスピード、ミスを減らす、お客様の話を聞く時間を作るために行うべきです。
(2)会社の課題はたくさんあります。もし、その施策が、仕事のクオリティーアップにつながらないのであれば優先順位を下げましょう。従業員のモチベーションアップにつながる仕事を目指しましょう
第四に、スケール化
(1)この改革が上手く行けば、業界トップになれる等の夢のある施策であるかを再検討しましょう。
(2)会社の課題はたくさんあります。もし、その施策が、仕事のクオリティーアップにつながらないのであれば優先順位を下げましょう。従業員のモチベーションアップにつながる仕事を目指しましょう
業務改善リストの作成と優先順位
(1)企業でやるべき業務改善案を作りましょう。①現状の問題点から施策を考えるアプローチと、②他社がやっている施策で、成功している施策を参考にすることが考えられます。
(2)次に、業務改善案について優先順位を明確にします。時には、優先順位を付けるためのプロジェクトもあえます。
(3)例えば、売り上げアップの施策のうち、ウェブ広告を打つのか、営業マンを増やすのか、どちらの施策が有益なのかを議論するために、同時にやってみて効果を測定することが考えらます。どちらの施策によって売り上げがどれくらい上がるのかを考慮して考えます。
(4)一つの施策では、その施策を続けるべきか、不明になることが多いです。二つの施策を見比べることで、中止の判断をしやすくなる効果もあります。