DXの落とし穴
2024/08/27 更新
DXとは何か。
(1)私見では、DXはITを活用して、ビジネスを変えていくことです。
(2)DXを勉強するうえでは、事例を集めて自社で応用できそうなものを集めるのが一番です。以下は、全て私見です。
DXの捉え方
私見ではありますが、DX事例を集めるのに、①ITの活用例と、②イノベーション事例を分けて集めた方がよいと思います。
ITの活用
(1)ITは手段であって目的ではありません。目的を設定し、その目的に最適な方法を検討して、そのITが一番適切である場合に限って、そのITを利用しなければ上手く行きません。
(2)例えば、手書きの申込書を、社員が打ち直す作業の効率化を考えるのであれば、手書文字を自動で読み取るOCRという技術を使う方法もあります。しかし、ビジネスの面から考えれば、その作業そのものを無くせないかを考えるべきです。
(3)最近では、お客様にタブレットを渡して入力してもらうことも行われています。 タッチペンで入力させて、お客さんが間違いをすればその場で訂正してくれます。
(4)DXで迷ったら、IT技術での解決に限らず、他の会社でのやり方をいろいろと調査した方がよいでしょう。
ネット情報・IT業者
(1)「OCRの導入」を検討している会社は、ネットでは、「OCR」で検索してしまいます。残念なことに、現在、IT技術についての解説は、IT技術の専門家が記載しているために、IT技術以外の選択肢が示されません。
(2)また、IT業者に聞いても、IT技術の選択肢しか説明されません。ケーキ屋に行って、奥さんの誕生日プレゼントに、花束の提案をされないのと同じです。
思考を狭めてしまうリスク
(1)イノベーション(ビジネスの変革)を考えるときに、ITの活用はその選択肢の一つでしかありません。
(2)しかし、「DX」という言葉が流行って、その実例をたくさん集めることで、ビジネス変革(ビジネスのやり方を変えることで、新しいサービスを生み出すこと等)の本質が見えなくなっている気がします。
(3)少なくとも、IT以外の選択肢を思考から外してしまうリスクがあります。
DX事例を参考にする上での注意点
(1)DXは大事な流れですが、ここは、①ITの活用例と、②ビジネスの変革を分けて考えるべきであり、事例については、①いろいろなビジネス変革の事例を集めて考えていくのが有効だと考えいます。
(2)例えば、30年前に無かったビジネスで今あるものを探してはどうでしょうか。100円ショップなど、値段の明確性というポイントでイノベーションを起こした事例もあります。自社に応用できそうなアイデアが多数出てくると思います。