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中小企業のIT化・DX

【クラウドとNAS】データのバックアップ

2023/10/20 更新

データのバックアップ

(1)会社のデータの紛失リスクをどのように考えて、バックアップをとるのかは、いろいろな考え方があります。

(2)ITの場合、セキリティーの仕組みを二重にしても、セキリティーのレベルはあがりません。

 例えば、完璧なシステムはありえません。「システムA システムB システムC」を利用していたとしましょう。どれか一つのシステムに穴があれば、情報流出の可能性が発生します。

 例えば、システムAとシステムBを使うのであれば、システムAの仕様に合わせてシステムBをカスマイズする必要があります。システムAを定期的にアップデートする必要があるとすれば、システムBをその都度調整する必要があります。
 ここで、「システムA システムB システムC」を利用していたとすれば、全システムを都度調整する必要があります。逆に行ければ、全てを適切に管理しなければ、どこかに穴が開きます。

(3)実際には、セキリティーの仕組みを二重、三重にした結果、セキリティーの穴を作る可能性もあります。

(4)ITはシンプルが一番です。

クラウド

(1)クラウドの場合には、社外のITベンダーが管理する機械に、データを保管してもらいます。

(2)ITベンダーがバックアップをとっているので、データのバックアップは不要という考え方もあります。

クラウド×2

(1)一つのクラウドサービスしか利用していない場合、ソフトの不具体等により、そのデータにアクセスできないというリスクがあります。

(2)クラウドのデータを定期的に、別のクラウドサービスにコピーして保存するという会社もあります。

NAS・サーバー

(1)NAS(サーバー)を使う場合に、社内に物理的は箱を置き、その箱にデータを入れます。

(2)社内に置かれた箱(NAS)が壊れればデータが失われます。そこで、NASを2台置き故障等に備えている会社もあります。

(3)NAS(サーバー)のデータのバックアップとして、社内のデータを定期的に、別のクラウドサービスにコピーして保存するという方法をしている会社もあります。

 しかし、この方法の場合には、「社外にデータを保管せずに自社内で管理する。」というNAS(サーバー)のメリットを放棄しています。セキリティーのリスクが生じるとはいえないですが、この場合には、NAS(サーバー)の維持コストが無駄になっている可能性があります。

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