【無線LAN】2系統のネットワーク(無線LANの設定)
2023/10/29 更新
無線LANの「2系統のネットワーク」
(1)無線LANのネットワーク名とパスワードを、社内用と、お客様用の2つを用意することが考えられます。これを2系統のネットワークと言います。
(2)最新の無線LANでは、2系統のネットワークの機能が付いています。
お客様に無線LANのパスワードを教えるリスク
(1)お客様に無線LANのパスワードを教えるということは、無線LANに届く範囲で、第三者がその通信を傍受可能であり、無線LANを通じたデータのやりとりが全て筒抜けにしてしまうリスクがあります。
(2)したがって、社員用のネットワークと、お客様用のネットワークを分けるべきでです。
もちろん、社員が、お客様用のネットワークを使うことも禁止しましょう。
社員が、お客様のネットワークを利用すると、その部分のデータのやりとりが全て筒抜けにしてしまうリスクがあります。
お客様用の無線LANのパスワードの変更
(1)定期的にお客様のネットワークのパスワードを変更することを推奨します。そうすることで、社員が、お客様用のネットワークを利用することを禁止できます。社員が、お客様用のネットワークを利用していると、そのネットワークでの通信が流出する可能性があります。
(2)理想論的には、社員のネットワークのパスワードも定期的な変更が望ましいです。しかし、全てのパソコンのパスワードを設定し直す必要があることや、セキュリティー上の意味はあまりありません。退職した社員が無線LANに届く範囲に装置を置いて、その通信を傍受する可能性があるのであれば、その可能性を潰すぐらいしか役に立ちません。
例外的な対応
(1)お客様がどうしても無線LANを使いたいと言ってきたときには、自分の携帯電話のデザリングを使わせる方法があります。
(2)この場合には、テザリングのパスワードを後日変更すれば安全です。